#5『いない(いる)いらない』公演レビュー
2021年07月17日
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- 夢のような舞台だと感じました。それも、二度寝をした昼間に見る夢。断片的な感情が痛くて、悪夢だとも言えますが、私はもう少し眠っていたいと感じました。(4点)
- ベラルーシ自由劇場を観てほしいと思いながら。空虚のマリアージュがもっとフクザツで言葉がなくても没入できると感じました。劇場に入ってすぐとびこんできた花かんむりの女性たちに、モルディブとか海抜の低い島々の人々を連想しました。あせた花々はかわいいけど悲しいですね。
- 感想を言語化するのが難しいです。役者さんとプロジェクターの文字がかぶって読めない時がちょっとモヤモヤっと。外で鳴っているセミの声と音響が絶妙にマッチしていていい感じでした。短い上演時間のなかでも、とても見応えがありました。ありがとうございました。(4点)
- 全体的な主張が出て来るようにした方が良いと良いと思います。成長期の少女の不安定な心理がもう一人の友人と施設の人との関わりが演じられている所は良かった。しかし、それが何を観客に伝えようとするのかがあいまい(3点)
- 答えを急ぎ気味な時代に、間の意味を問うような演出。音、照明、良かったです♪(4点)
- 若いひともそうだけど、自分以外のヒトの皮膚感覚みたいなものがどうなってるんだろう、と疑問がわきました。沈没とか穴とか海とか、イメージ興味深いです。
- 木の匂いがトラウマになってしまうそうなくらい、苦しく、苦しく、清らかだと思いました。私には演劇の詳しいことはあまり分かりませんが、ただただ、心に何かを受けました。こんな経験をさせていただき、本当にありがとうございました。また観に行かせてください。(6点)
- 見終わって、どろどろとした感情が残っています。音や沈黙、影がすごく印象的でした。(5点)
- 個人的に具体的な描写が好きなので、あまり抽象度が高いと満足度が下がってしまう。ごめんなさい。一方で、メタファー的なところ含め、色々と考えさせられる40分でした。(4点)
- 沈黙や間を大切にしていて、観客のイメージにゆだねるところが多く、好感がもてました。テロップでぐいぐい場面を進めていくのも良かったです。(4.5点)
- すごく、小さなずれがきもちわるくて、この上演時間が限界でした。こういう演劇の形をみたことがなかったけど、なんかみれてよかったなって思います。本当に、漢字がおかしい、とか、そういう小さなきもちわるいが重なって、自分の思い出とかとも重なって、吐くかと思いました。次回公演も楽しみにしています。(6点)
- 終始しんみりとした雰囲気と昔なつかしい懐古な印象でした。自然災害の怖さ、また災害で親しい人を失った彼女の心境、友達への愛情をささげる様子がとても愛おしく感じられました。スクリーンの映像と音照がリアルすぎて過去に起きた災害の記憶が蒸し返されたような感情で観てるととても心が痛くなりますね。(6点)
- ゆがんだ愛やゆがんだ世界観のものが、個人的にとても大好きで、とてもひきこまれました。ケイのことをペットのように扱ってきたのに、いざケイが正気をとり戻して死のうとしたときには必死になって止めようとするルルの姿がまさにゆがんでいると思いました。本当に面白かったです。また次の公演もぜひ来たいと思いました。(6点)
- 初めて演劇を見ました。見にこれてよかったです。ありがとうございました。次回の公演も楽しみにしています。演技に引き込まれました。(6点)
- 初めての演劇鑑賞でした。雰囲気や空気感とかが新鮮で楽しかったです。ストーリーの背景や、風刺していることとか、新作ストーリーとか気になりました。見終わった後の不思議な感覚がおもしろいですね。(6点)
- ルルちゃんの心がどんどん「辛い」感情を知っていってしまったり、愛することを、愛されることを知らないまま大人になってしまったりするのが、現代の子供→大人の成長と似ているように感じてすごく心が苦しかったです。だれも他人の心の辛さは見ることができなくて、憶測でしか人を見れないことや、人の見方がどんどんかわってしまうことを感じました。(6点)
- 何が誰にとっての大きな物語になるかはその人にしかきめられないことだと思いました。(5点)
- 音響・照明。スクリーン等、すばらしかったです。暑いですね...。役者さんお疲れ様でした。(5点)
- やりたいコトがはっきりしているのは良い。カーテンコール的なものの必要性とかも考えるといいかも。(4点)
- わからない中にきれいなものがあるのかなと思いましたが、しばらくの間は、この作品を思いながら色々考えることになるのだろうと思いました。温度があるような無機質なようなところがなんともいえない感覚に落としてくれました。影のつかいかたがとても美しかったです。(6点)
- 素足缶ふみきおつけてくださいね...たのしかったです。しょうめいえいぞーおと演出すきでした(4.5点)追記:素敵なイラストをたくさんありがとうございました!
- ルルが父親に会った後のケイがなんだかすごくよかった。満ち引き的な?そうめんみたいな糸が映像と重なってユラユラしてたり、さちよさんが2人をずっと見つめてたりして、安心して2人を観察できた。ことばがまっすぐだった。もっとじわじわ畳みかけてもいい。(4点)
- さちよさんがルルを見つめているのが印象的でした。すごく胸が痛くて、満足感でいっぱいなのですが、言葉にする力がありません。素敵でした。ありがとうございます(6点)
- 初めて劇を見て、新しい世界観で楽しかった。次は、もっと勉強して見に来たい(3点)
- 誰も幸せになっていないし誰も何も救われてなくて、良い意味で気持ち悪かった。影の所がすごかった。開演前のだるまさんがころんだからの温度差がすごい。はじめてここまで演劇で引き込まれました。(6点)
- 写真や映像みたい。短編の映画作品にしてみてみたい。船小屋みたいな舞台が物語とあってた。(4点)
- 序盤から何度も号泣していました。素敵な舞台をありがとうございました。
いくつかのトピックがあったと思います。愛ってなんだろう。いつ分かる形として存在し、いつ分からなくなるのか。なりたい姿ってどんなだろう。なりたい理想の大人ってどんなだろう。
閉塞的な環境が、彼女たちの思考を出口の無い渦に落とし入れ、あまりに重い境遇が、その肩に残酷にのしかかるのが、悲しくて、観客の自分にはどうすることもできなくて。だけど、美しくて健気でした。あんなに綺麗な声と振る舞いで表現されるものだから、心をどこに寄せればいいかわからなくて、どうしようも無く、泣くばかりでした。
彼女たちには、心の中に、2人だけの安住できる国があったと思います。僕にもありました。多くの皆さんにもあったかと思います。そして、多くの人にとってその国は、薄れ消えていくものだと思っています。彼女たちの国が崩れていく様を、よりその残酷さを見せながら見せながら、伝えてくださりましたね。
照らされていたものが照らされなくなり、そこにありながら見えていなかったものに目が向き、ハコの表情が波打つように変化していました。久しぶりに生で演劇が観れて本当によかったです。ぶっ刺さりました。
結局まとまらないままの文章になってしまいましたが、とにかく素晴らしかったです。ありがとうございました。また観ます。(6点) - 素敵な時間でした。二人の影の重なり方もきゅんとしました。見えない愛、実は隠れてるよ。と思えたり。(6点)